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  • 執筆者の写真ゆかり

Vol.3 熊本在住Mocoさん(トリプルネガティブ)の乳がんストーリー

更新日:2023年7月27日

ポッドキャストの内容を書き起こして記事にしています。読みやすさを優先して微編集を加えています。

*内容は、ポッドキャスト収録時点の話です。収録と配信までにはタイムラグがありますのでご了承ください。


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「こんちわ」インタビュー第2弾は、熊本在住のMocoさんです。Mocoさんは、2022年の6月にトリプルネガティブの乳がんを宣告されました。


抗がん剤、右胸の全摘出手術が終わったと思ったら約半年後に再発。すぐに放射線治療を始めて36回を完走されましたが、2023年6月には縦隔(じゅうかく)リンパ節転移が見つかり、再び抗がん剤治療を始められています。


一度乳がんになると、どんな痛みも乳がんにつなげて考えてしまうという話や、Mocoさんにはわたしの子どもと年齢が近い6歳と4歳のお子さんがいらっしゃるので、子育てをしながら抗がん剤治療のきつい副作用に向き合う話、長男くんには絵本を使って乳がんのことを伝えたこと。


乳がんになったからといって何もかもを諦めなくていいという背中を押されるメッセージまで、たっぷり伺いました。


Mocoさんのインスタグラムのアカウントは、@m.h.t.2021です。

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ゆかり:まずは自己紹介をお願いできますか?


Moco:いま熊本県に住んでいます。昭和生まれの2児のママのMocoと申します。現在は、トリプルネガティブ乳がんというのを告知されて、いま治療をしながら生活を送っているという状況です。


ゆかり:いつくらいに乳がんを告知されたんですか?


Moco:2022年の6月、ちょうど一年前くらいですね。


ゆかり:発見に至った経緯は、セルフチェックだったのかマンモグラフィとかがきっかけでした?


Moco:えっとですね、一番最初に異変を感じたのは2021年の5月だったと思うんですけど、ですので2年ちょっと前になります。なんか右胸のほうに大きめのしこりを感じて、む?と思いつつ、熊本県にある乳腺外科に行ったんです。そこってマンモグラフィや超音波検査、生検などを予約しなくてもできたので、そこで検査した結果、そのときは良性の乳腺炎と診断されたんです。


出産後、5年以内の女性とかに多いらしくて。良性ということで、ステロイド剤を服用する治療を続けていったんですよね。そして、2022年の2月くらいまでずっとステロイド剤を服用していて、症状が改善しては悪化してを繰り返しながらも当時の先生がステロイドを長く使うのはあまりいいことではないから一旦悪性ではないから治療を終了ようかということで。 


そんな感じで過ごしていた5月頃に、またしこりが大きくなってきたなと思って、あ、またこれはステロイドを飲まなきゃいけないのかなみたいな軽い気持ちで先生に診察してもらったら、先生がちょっと「ん?」みたいな感じでもう一度マンモグラフィとエコーと生検をして、1週間後に出た結果で「いやー、ちょっと乳がんが見つかって。で、もう脇のリンパ節にも転移しているから現段階でステージ3以上になるんだよね」って言われたんです。それが2022年の6月でしたね。


ゆかり:胸から転移しているからすでにステージ3だと。それを言われたときに実感は沸きました?ご自身はまた乳腺炎だと思っていて、いきなり乳がんという言葉が出てきて受け止められました?


Moco:いやー、周りの看護師さんたちも、わたしはそこにずっと通院していたので「え、まさか?」というか、先生何か間違ってるんじゃないかなみたいな感じでぼーっとしてたんですけど。


同席していた夫が横で先に泣いちゃって。いやいやいや、もしかして何か違うんじゃないかみたいな感じで。でもまあそのときは認めたくない気持ちと、でもその認めないとこれはいけないんじゃないかなっていう2つの気持ちで大きく揺れたのは覚えてますね。


ゆかり:そうですよね。わたしも同じ感じで、わたし自身そんなに実感がすぐには沸かなくて。しかも告知された時点では色んな検査をやる前でステージとかもわからなかったので、安易に、じゃあ腫瘍の部分を取り除く手術をすればいいのかなとかって思っていて。


後に、わたしも同じステージ3だということがわかって、術前抗がん剤治療もするし放射線治療もするよみたいな話を聞いて初めて、あ、そうか、自分がそういう一人になったのかと思ったというか。で、旦那も同じ感じでわたしより先に泣いてましたね。先に泣かれてわたしは泣くタイミングを見逃したっていうか(笑)


Moco:そうそう、こっちがしっかりしないとって(笑)


ゆかり:大丈夫だよって慰めるみたいな。


Moco:そうなんです、そうなんです。わたしまでここで泣いたらカオスになるんじゃないかなって。


ゆかり:じゃあ治療の流れとかを先生のところで話して?乳腺炎のときと同じ先生だったんですか?


Moco:そのときに他の臓器、遠隔に転移していないかの検査をしたいからということで、骨シンチとMRIをやって。結局、その時点では遠隔には転移していなかったのでステージ3でした。グレードは言われなかったですね。


ゆかり: 乳がんだと告知されて、その後に全身MRIとか、わたしはラスベガスに住んでいてこちらの病院で治療をしていて、他にもPETスキャン、これは日本でもやるのかな?とか脳のMRIとか、その検査をした後の結果を待つ時間の長いこと長いこと(笑)。


Moco:そう、遠隔転移していないって言われた時点で「あ、治ったんだ」くらいの気持ち(笑)。


ゆかり:わかります。あ、胸だけだったらどうにかなるかもみたいな。その時点では遠隔転移はなくて、じゃあ一緒ですね。治療の流れは術前抗がん剤をして手術してという感じでしたっけ?


Moco:そうですね。腫瘍が8cm以上と大きかったので、そのままとるより、ある程度術前に抗がん剤をして腫瘍を小さくしてからとったほうが負担がないということで。でも、治療を始める前に転院をしたんです。で、すぐすぐに治療を始めました。


ゆかり:転院をされた理由を聞いてもいいですか?


Moco:えっとですね、遠隔転移をしていないかの検査結果待ちのときなんですけど、明日が結果というときになんだかぼーっとしていたみたいでスライサーで手をガサって切っちゃって。で、慌てて近くの皮膚科さんに行ったんです。


で、お薬を出すから今飲んでいる薬とかいまの体の状況について先生に聞かれたんですね。で、あ、これって抗がん剤の治療をするるってことを言ったほうがいいのかなって。で、言ったんですよね、自分の病気のこと。


そしたらその先生が自分がおすすめする病院を紹介してくださって。いま、同じくらいの年齢の女性の先生もたくさんいらっしゃるし恵まれていて。


正直一番最初に行った乳腺外科の先生は70歳以上のおじいさんが先生で。なんていうんでしょうね…。


ゆかり:あ、でもなんかわかります。わたしも一時、これはがんの先生ではなかったけれどおじいちゃん先生に診てもらっていたことがあって。わからないんじゃないかなって、そもそも女性じゃないし、年齢も全然違うから。共感…共通の何かが欠けているみたいな(笑)。


Moco:あ、そう。なんか忙しいんですよ。質問、まだわたし終わってないんだけどな…みたいなところで。


ゆかり:急かされるみたいな。


Moco:そうなんです。で、ちょっとやっぱり年もすごく離れているから自分のなかで勝手に萎縮しちゃって。わたしはこれから長い治療をしていく上でこの先生を心の底から信頼できるかなってちょっと不安になっていたところがあったので。その皮膚科の先生が紹介してくださって転院することになったんですよね。


ゆかり:じゃあ大変だったけれど、起こるべくして起こった感じですね。


Moco:そうなんですよ。怪我の巧名。


ゆかり:Mocoさんは今はどういう状況なんでしたっけ。今もまだ治療をしていらっしゃる?


Moco:そうなんですよね。はい、今も絶賛治療中です。今月一通りの標準治療は終わって、ま、術前抗がん剤、手術、全摘とリンパ節を郭清して、術後、経口抗がん剤のゼローダというお薬はちょっと中止になっちゃったんですけど、再発してしまったので。


それが、2023年4月の時点で腸壁と鎖骨とリンパ節に再発をしてしまって、もうこのお薬は効果が期待できないからということで放射線にすぐに切り替えて、35回終わって。頭が痛いなと思って先生に相談したら、脳のMRIをとってくださって脳は問題なかったんですけど。


ゆかり:あー、よかった。ドキ。なんか痛みがあると、あ、転移かなってすぐに思っちゃう。


Moco:そう、もう不調があると、これは皆さんあるあるなんでしょうけど。


ゆかり:自分が頭でそう思ってしまって、認識してしまったがゆえに実際にそこに痛みが生じるっていうのかな。悪循環…。じゃあ脳への転移はなかったと。


Moco:ほんと。そう、脳への転移はなかったんですけど、新たに心臓のリンパ節付近、縦隔リンパ節というところに今月転移が見つかったので、今は免疫チェックポイント阻害剤のキートルーダというお薬と、また別の抗がん剤の2種類が始まったばっかりで。


昨日がちょうど治療日だったんですけど、白血球がすごく下がりすぎていて一旦キャンセルになってまた来週。でも、ちょっとだけ気持ちが楽になってしまっている自分がいて。副作用がきつかったんで、一週間が。なので、あー、またかあみたいな感じで昨日思っていて。本当はダメなんでしょうけど。あ、今日しなくていいんですねみたいな。


ゆかり:ちょっとホッとするみたいな。さっき話しましたけど、MRIとかいろんな検査をして今のところ転移はないのでステージ3ですって言われたときのホッとした感じがあったじゃないですか。そこからの全部治療をしてがんばって、その後にそうくるかって、自分だったらどうなっちゃうかなって思うんですけど、Mocoさんは切り替えてもう一回頑張ろうって思えてますか。


Moco:そうですね。最初に転移って聞いた時は、先生に根治はちょっと見込めないって言われちゃったんですよね。遠隔に転移してしまったから。なんで、そのときに先生に言われたときに「いやいやいやいや、受け止めれない、最初は。ちょっと早すぎませんかみたいな。10月に手術したばっかりなのに」。


でもまあなんか、わたしの乳がんのタイプがそもそも再発・転移をしやすいっていうのは最初の時点で聞いていたので、あー、そっかーって。先生の前では泣いてしまったんですけど。


ゆかり:そりゃ泣きますよね。


Moco:今でも、よしがんばろうと思う気持ちと、あーみたいなのを繰り返しながらやってるような状況なんですよね。


ゆかり:そっかそっか。そうですよね。わたしはインスタ上のMocoさんしか知らないんですけど、そういう状況でも前向きさを感じるんですけど、でもやっぱり浮き沈みもあるなかで、自分の本音だったり弱音だったりを吐ける相手って周りにいますか?


Moco:そうですね。夫ですかね。


ゆかり:でも、旦那さんは旦那さんで一番最初に泣いてしまったみたいなところがあって、正直に伝えて弱音を吐きたいけれど、吐くことで向こうがもっと心配したりもっと悲しくなったりしたらどうしようみたいなのもないですか。


Moco:ありますね。うちの旦那はそれ以降一度も泣かずにきてるんで、実際のところはどうなんだろうとは思うんですけど。転移したっていう話をしたときも、もうやるしかないよねっていう感じで本当の気持ちはあまりわからないんですけど。


ゆかり:お互い強がるところはありますよね。どうしても。でも、そういうお医者さんとの面会とかには旦那さんも一緒にきてくれる感じ?お仕事かな?


Moco:先生が、連れてきてっていうとき以外は一人で行けるからいいよって言って。基本的には夫にはわたしから伝えるような形で。今回転移が見つかったときは、先生が画像とかを見せながら説明したいからっていうことで旦那さんを呼んでくださいみたいな話はあったので、そのときは一緒に行って。


ゆかり:Mocoさんは周囲の方にはどれくらいオープンに話してますか?


Moco:そうですね。告知された直後はなんか認めたくない気持ちとか伝えることで心配をかけるのではないかとか、たぶんみんな優しいから返す言葉が見つからなくて困るんじゃないかなとか。あと、相手の反応ひとつひとつにいちいち傷ついたりしそうで、なんか言ったらコミュニケーションがぎくしゃくするんじゃないかなとか思って言えなくて。


でも、ある程度治療方針が決まってからは、ま、髪の毛が抜けたり外見も変わってくるので、やっぱり自分の大切な人には知っておいてほしいなと思って信頼できる友人なんかには少しずつ伝えるようにしてましたね。だから、友人は何人か知ってますね。


ゆかり:さっき、その抗がん剤の副作用がけっこうひどかったっていうお話があったんですけど、最初の抗がん剤もきつかったですか?


Moco:きつかったですね。ECの赤い点滴は、吐き気とその翌々日にジーラスタっていう注射があったんですけど、白血球をぐっとあげる注射で胸を押し上げられるような痛みがあってもう関節痛がけっこうきつかったですね。


ECの抗がん剤は本当なら3週に1回でも良かったんですけど、わたしの場合は2週に1回する代わりに白血球がぐんと下がってしまうから、次の抗がん剤の時点で白血球が下がっている状態だとよくないっていうことで抗がん剤投与の翌々日に白血球をあげるジーラスタっていう注射を打つんですけど、その注射の後がもう内側から押し上げられるというか関節痛がすごく痛くてのたうち回ってしましたね。


ゆかり:その痛みはどれくらい続くんですか。


Moco:2日間くらいですかね。吐き気がおさまったかな、まだちょっと吐き気がうーってときにその注射を打って。で、術前に4クール4クールって2種類の抗がん剤をやったんですけど、その後に全部8回ジーラスタをして。術前の抗がん剤は吐き気と痛みで。


ゆかり:じゃあ打ったあとも1週間くらいはきつくて日常生活も辛いみたいな感じだったのかな?


Moco:そうですね。でももう何回目かしたら、あ、もうちょっと早く痛み止めの強いのを飲もうみたいな感じでパターン化してきたのである程度は自分でコントロールしながら痛くなる前に対処して。先生に相談して強めの痛み止めとかも出してもらいながらですね。


ゆかり:なるほど。でも、その辛い副作用がある中で、お薬があるとはいえ、お子さんが6歳と4歳で小さいなかでどうやって子育てとの両立をされてましたか?わたしも同じくらいの子どもがいるので。今はまだパクリタキセルっていう軽めの抗がん剤なので普通に生活できてるんですけど、ACをやったときにどうなるのかなっていうのがすごく不安で。


Moco:うーん。男の子なんですっごく暴れたがるんですよね(笑)。すごいですよね。どうしてたかな。もうほんと公園とか行っても…


ゆかり:でもそれでも公園に行ってたんですね。


Moco:でももう途方にくれてましたね。逆に走っていくんで(笑)。で、もうどうしてもきついときは母に連絡して一緒に公園に付き合ってもらったり、夫が在宅ワークなんでちょっと夫に遊びに連れて行ってもらったりしながら、本当にきつい2-3日は連れ出してもらったりしてましたね。


ゆかり:でも、それでも公園に一緒に行ってるんだっていうのがわたしは絶句なんですけど(笑)。そんなに大変そうなのに。すごい。


Moco:小さい公園なんで、椅子に座ってたら見渡せるくらいの広さの公園だったので。


ゆかり:じゃあ場所を選んで。あと、食欲とかはどうでした?


Moco:食欲はやはり落ちますよね。食べられるものを食べていればいいからって感じで先生にも言われて。


ゆかり:子育てをしながら抗がん剤治療をしている間に起きたことで、あのときは大変だったなとかって振り返る具体的なエピソードみたいなものってありますか。


Moco:そうですね。初めての抗がん剤の場合、一旦入院が必要になるんですよね。アレルギー症状が起こりやすいから。その後は入院でも外来でもいけるよって先生に言われていて。 


で、最初はやっぱりきつかったので入院で抗がん剤をしてたんですけど、もう長男がその当時5歳だったんですけど、泣くんですよね、ママ行かないでって。一人でお泊まりとかもしたことなかったから。なんでいくの?僕も一緒に行くって感じで、後ろ髪を引かれる思いで。で、年が小さいから病気のことを理解できているのかわらかなくって

どう伝えればいいのかなみたいな感じでけっこう悩みましたね。


後半は、ある程度副作用のパターンとかもわかってきたんで外来でして、子どもたちが保育園に行っている間に治療が済んで、帰ってきたらお家にいるような感じにしてなんとかしてきてますね。


ゆかり:下の子はまだわからないかもしれないですけど、お兄ちゃんにはママがいま病気で治療してるんだよみたいな話はきちんとはしてない感じ?


わたしは、髪の毛がやっぱり抜けて見た目も変わるし、いずれは明らかに辛そうな姿も見せることになると思ったので、一応その話をしたんですよね。ママが病気で、元気になるためにお薬を飲んでいて、お薬が効くと髪の毛が抜けちゃうけどママはママだし、元気になるためにがんばってるからねみたいな。


Moco:そうですね。治療をしてるって話は少しはしたんですけど、うーん?みたいな感じだったので、うちは「ママは海賊」っていう絵本で。著者はカリーヌ・シュリュグっていう乳がんになられた方で。


子どもに伝えるのにすごくわかりやすい説明が書かれていたのでこれを一緒に読みながら伝えたんですけど。絵本のなかでがんを蟹に例えて、なんかキャンサー(Cancer)っていうのが…。


ゆかり:あ、蟹座のCancerとガンのことを英語でCancerって言うから。


Moco:英語のCancerの語源は大きな蟹みたいな感じで、蟹をやっつける物語なんですね。いい本に出会えたのでそれを読みながら伝えました。


ゆかり:いいですね。たしかに絵本から伝えるのっていいですね。言葉だけだとピンとこないかもしれないし。年齢的にも。なんか乳がんになって、ってことは治療歴は今どれくらいになるんでしょう?


Moco:ちょうど1年ですね。6月のそうですね、あ、ちょうど今日6月27日だったかな。2022年の6月27日にポートをいれて、6月28日からですね。


ゆかり:乳がんになってその治療をすることで、人生への考え方とか生活への向き合い方なんかで変わった点はありますか?


Moco:そうですね。なんだろう…。


ゆかり:わたしの話をすると、まさか自分がっていうのが本当正直なところだったんですけど、だけどいざ乳がんになってみて治療を始めてみると、やっぱり体がもっと大事にしてって悲鳴をあげていたのかなってとらえるようになって。


なんだろう、今までは別に元気だし、問題なく体でもなんでも機能しているし、自分を大事にするとかケアするっていうのはどちらかというとないがしろにしてきちゃったところがって。


それは仕事を忙しくしている時期があったり、今度は子育てがあって、なんでも他のことを優先してしまっていたっていうのがあって。だから今はもっと自分の体を大事にする、それはケアをするとかもそうだし、カウンセリングを受けたり瞑想をやってみたり、もうちょっと自分っていうものに向き合うようになったっていうのはあって。


そう、だからMocoさんはもともとちゃんとケアをされていたかもしれないんですけど、なんかそういう変化みたいなのはあるかなと思って。


Moco:わたしも今までマンモグラフィとか受けたことが一回もなくって、本当にゆかりさんと同じでまさか自分ががんになるとか思ってなかったし。夫のほうが、なんかあったらちょこちょこ病院に行くんですけど、わたしは病院嫌いなんで。


でも、ほんとに元気だしって感じだったんですけど、病気になってやっぱり子どもたちを守るためにこれ以上悪いことがあったらいけないと思ってなんかちょっと不調があったらすぐに相談したりとか、体にちょっといいものを取り入れてみたりとかそういった感じでは向き合うようになってきたかなって思いますよね。


ゆかり:ほんとに知識は、もちろん乳がんも知ってるしピンクリボンとかも知ってるけど、本当に他人事だったんですよね。


Moco:まさかって。けっこう一日一日をもっと丁寧な生活をしないとなって。突然死が身近なものになってしまったというか。一日一日を丁寧に大切にしなきゃなみたいには思うようになりましたね。


ゆかり:それほんとそうですよね。元気だったときはなんか死ってものをそんなに意識したことがなかったから、当たり前のように明日がくるし、また明日も同じように家族で楽しく過ごせるしみたいに思ってて。だから、それこそ子どもたちにいらいらしちゃったりすることもあったんですけど。


今は、わたしの場合は近い未来を考えて、たとえば強い抗がん剤のACとかをやり始めたら今みたいに子どもと遊べないかもしれないとかって思うと、今遊べている時間を大事にしようってすごく思えるから、そういうところの視点は乳がんになったことで変わったなって思いますね。


Mocoさんは抗がん剤とかの標準治療以外にご自身でやられていることはありますか?生活に取り入れている食べ物とかマッサージとかエクササイズとかでもいいんですけど。


Moco:そうですね。温熱療法のハーパーサーミアっていうのを補助療法として始めました。がん細胞が熱に弱いっていうのを利用して、電磁波で熱をあててがんを死滅させるみたいな療法なんですけど。あとはこの前にお尋ねがあったクエン酸重曹水を飲んだり。


あとは、本当にゆるくなんですけど、毎日使う調味料を無添加に変えたりとか、全部をそうするのはストレスにもなるし高価だったりもするので、お酒とか醤油とかお味噌とかは無添加にして、子どもたちのお菓子も無印良品とかカルディとかに無添加のお菓子があるからそういうのをあげるように心がけてますね。


ゆかり:なんでもバランスですよね。あんまりこうしなきゃ!みたいになると失敗しちゃったときに全部パーになった気がしちゃうし、ほどほどに無理なく続けるみたいなのが大事ですよね。


自分が乳がんになってみて、情報を収集したりインスタグラムで繋がろうとしたりするとすごくいろんな方が向き合ってらっしゃるんだなと思うんですけど、同じように治療に励んでいる女性たち、またはこれから治療に向かっていく方達に伝えられることとかってありますかね。


Moco:そうですね。たぶん、告知された直後ってすごく受け入れるのに時間がかかったりすると思うんですよね。わたしがそうだったんで。


でもまあ、がんにかかったからといって、何もかもを諦める必要はないと思うし、髪の毛が抜けたりしても今はおしゃれで安価なウィグとかターバンとかがインターネットで購入とかもできますし、自分のやりたいこととかは積極的にお医者さんや周りの人にどんどん伝えるべきだと思うんですよね。


で、なんかわたしも正直がんにはなりたくなかったんですけど、でも、そうなったことで病気が教えてくれたことも正直あるし、わたしもSNSを発信しようと思った理由が病気の情報交換とかできたらいいなって思って。同じように悩んでいる人ってたくさんいるから、一人で悩まないで仲間がたくさんいるってことも伝えたいです。


わたしもまだまだ治療が続くんであれなんですけど、主治医が言ってたんですけど「がんってあくまでおできみたいなもの」だって。なんで、人生すべてががんではないですよって。人と比べる必要はないので、世界に一人しかいない自分をもっと大切に、一緒に闘っていけたらなと思います。


ゆかり:ありがとうございます。がんはおできみたいなもの。


Moco:って言ってましたね。なんで、もうぜんぜん人生楽しんでくださいって。


ゆかり:それをすべてにする必要はないですよね。うんうん。ありがとうございます、Mocoさん。はい、ということで今回のゲストはMocoさんでした。ありがとうございました。


Moco:ありがとうございました。





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